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ラ・プティット・バンド公演

去る6月1日午後3時、ラ・プティット・バンドの公演が開催され、大好評のうち、無事に幕を閉じました。

ラ・プティット・バンド

 

(古楽アンサンブルとしては、少々珍しい楽器の配置ですよね。音楽監督であるシギスヴァルト・クイケン氏のこだわりだそうです)

前日に、所沢にある約2000席のホールで公演をなさったラ・プティット・バンド、本公演のリハーサルでは200席(10分の1の大きさ!)の音響に戸惑う様子も見られ、「天井が高い!」と何度も指差していました。
軽く一通り流したあと、開演までゆったりと過ごしていました。

本番では、管弦楽組曲第1番、ブランデンブルク協奏曲第5番、管弦楽組曲第3番を前半に、後半には管弦楽組曲第2番、第4番という順番でプログラムが進みました。
第一音の美しさには、思わず目を見張ったほど。
管弦楽組曲の第1曲目には、それぞれフランス風序曲が組み込まれているのですが、ホール全体の雰囲気ががらりと変わるような鮮やかさでした。
特に、トランペットの音色が響きにアクセントを加えていましたよ。
余談ですが、写真のトランペット奏者たちのスタイルに注目。皆、片手を腰に当てて吹いているでしょう?
勇ましくもあり、可愛らしくもある、この演奏スタイルにお客さまの話題は集中!
休憩時間や終演後、多くの方が彼らの演奏スタイルについて語っていらっしゃいました。
終演後、奏者のひとり、ジャン=フランソワ・マドゥフ氏にこのスタイルについて尋ねたところ、演奏時の身体バランスを保つために、片手を腰に当てているんですって!

シギスヴァルトがヴィオロンチェロ・ダ・スパッラに楽器を持ち替えた、ブランデンブルク第5番では、バンジャマン・アラール氏の素晴らしいチェンバロ独奏が光りました。
バンジャマンのチェンバロは、デリケートなのですが、絶対にぶれない、一本筋の通った演奏でした。
気品に満ちあふれた音で、観客の心をしっかりと掴みました。

ラ・プティット・バンドの音は、緻密な音楽アプローチの中に、いつもどこか「新しい」響きが聞こえてくるような気がします。
今回もその新しい響きに驚かされたわけですが、それは恐らく、音楽監督であるシギスヴァルトのたゆまぬ探究心によるものではないでしょうか。

メンバーの方々は、日本公演を無事に全て終え、昨日ベルギーに帰国されたそうです。
ちなみに、シギスヴァルトは、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによるJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を、再び日本で開催するそうです。
京都でも7月4日に文化博物館で予定されているそうなので、そちらも要チェックですね!

 

次回の主催公演は、10月17日(金)のレ・ヴァン・フランセです。
http://www.barocksaal.com/concert_schedule/concert20141017.html
チケットの発売日は今月14日(土)です!