Monthly Archives: 12月 2015

情報誌『ばろっくざーるVol.53』を刊行しました!

情報誌『ばろっくざーる』Vol. 53が刊行されました。
今号は、1月13日に無伴奏ヴァイオリン・リサイタルを開催するイザベル・ファウストさんや5月26日ピアノ・トリオでバロックザールにやってくる小菅優さんのインタビューをはじめ、情報盛りだくさんです。
3月12,13,19日開催の「若き音楽家たちによる音の祭典」に出演する青山財団の奨学生たち5人にもお話を伺いました。
連載「わたしはメロマーヌ」には、直木賞作家の阿部牧郎先生に音楽のお話を書いて頂いております。
ぜひご覧下さい!

情報誌『ばろっくざーる』Vol.53 表・裏面 (PDF)

【平成27年度奨学生インタビュー⑤】大阪音楽大学サクソフォーン専攻4年 崔勝貴(さい・しょうき)さん

【平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)】
「若き音楽家たちによる音の祭典――第3回青山財団奨学生 成果披露演奏会――」開催!

青山財団は、東京藝術大学、東京音楽大学、桐朋学園大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、同志社女子大学、大阪音楽大学、相愛大学、沖縄県立芸術大学の9校から選ばれた学生45名に対して、奨学金を授与しています。彼らは皆、大学で大変優秀な成績を収めている学生たちであり、将来を嘱望される音楽家の卵です。今年は、平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)の3日間にわたって、奨学生たちがバロックザール一堂に会し、一年間学んだ成果を披露します。これらの演奏会を記念して、今年も5回にわたり、奨学生のみなさんへインタビューを行います。
最終回は、サクソフォーンの崔勝貴さんです。

 

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――サクソフォーンを専攻されている崔さん。楽器との出会いを教えて下さい。

崔勝貴さん(以下、敬称略):僕は中学の時に吹奏楽部に入部したことがきっかけでサックスを始めました。とにかくサックスを上手に吹きたいと思って、通っていた高校に打楽器のレッスンで来られていた先生に相談してみたのです。そうしたら、今も師事する西本淳先生を紹介していただきました。この出会いをきっかけに、本格的にサックスの道に進みました。初対面の時に直感で(あ、この人に付いていけば人生楽しい気がする)と思ったほど、先生との出会いは衝撃的なものでした。

 

――そんなに印象的な出会いだったのですね。同時に、サクソフォーンへの深い愛情も感じます。サクソフォーンの魅力は何でしょうか?

:クラシック・スタイルのサックスは、今ではポピュラーになりつつありますが、ピアノやヴァイオリンといったその他の楽器によるクラシック音楽と比べれば、立場的にも歴史的にも十分な位置が確立されているとは言い難い状況にあります。ですが、発展途上だからこそ、クラシックのレパートリーはもちろんのこと、現代曲、音響エレクトロニクスとのコラボやジャズ、あらゆるジャンル、シーンに対応できるフレキシブルさがあり、まだまだ色んな可能性を秘めているところが、サクソフォーンの一つの魅力と感じております。

 

――崔さんにとって「音楽」や「サクソフォーン」とはどのような意味を持つものですか?

:音楽には聴いた人の心を動かす力があると思いますし、僕がそうだったように時には人の人生まで変える力を持っていると確信しています。サクソフォーンは僕にとって、自分自身を映し出す鏡だと思っています。自分が伝えたいと思っている「音楽」を表現すると同時に、音そのものに「自分」が投影されるからです。

あと、最近はありがたいことに新曲初演をさせていただく機会が多くなり、今まさに新しい音楽が生まれる瞬間をお客様と共有できる時間が何とも言えず、ハマってしまいました。今後は、自ら作曲家に委嘱をしたり、新曲初演の機会を増やして新たなレパートリーの開拓にチャレンジしていきたいです。

 

――「お客様と共有できる時間」にハマるということは、きっと崔さんの演奏を聴いているお客様も貴方のサクソフォーンにハマっていらっしゃると思いますよ。今から3月の演奏会が楽しみです。

:3月の演奏会は今年度に自分がどれだけ成長したかを披露する場ですので、集大成として最後まで自分自身と向き合っていきたいと思います。一人でも多くの方に感動をお届けすることができるように頑張ります。(崔さんは3月19日にご出演)

 

 

 

【若き音楽家たちによる音の祭典

 

Vol. 1 平成28年3月12日(土)、Vol. 2 平成28年3月13日(日)、Vol.3 平成28年3月19日(土)※いずれの回も午後2時開演(午後1時30分開場)

◆入場料:無料、受付整理券要(各回とも200名まで。定員に達し次第、受付終了)

◆主催:公益財団法人 青山財団

◆後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会
東京藝術大学音楽学部、東京音楽大学、桐朋学園大学音楽学部、愛知県公立大学法人 愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学音楽学部、同志社女子大学、大阪音楽大学、相愛大学音楽学部、沖縄県立芸術大学音楽学部

◆京都・青山音楽記念館 バロックザール 京都市西京区松尾大利町9-1

 

◆受付整理券申込方法:

1.ハガキ、メール (music@barocksaal.com) にて受け付けております。また、直接ご来館頂いても構いません。電話・FAXでの受付は行いません。

<ハガキ・メールで申し込まれる方>

以下の必要事項をご記入の上、当財団までご郵送・ご送信ください

・入場ご希望の方の氏名(複数の場合は全員の氏名をご記入下さい。)

・連絡先ご住所とお電話番号(複数の場合は全員分の住所と電話番号をご記入下さい。)

・ご入場を希望される回

・ご入場を希望される回が複数ある方は、すべてご記入ください。

<直接ご来館頂き申し込まれる方>

ご来館頂いた際に連絡先ご住所とお電話番号を用紙にご記入ください。

2.申込ハガキ・メールが到着次第、受付整理番号を記載した整理券を送付いたします。この整理券はコンサート当日の入場に必要ですので、大切に保管してください。

3.コンサート当日、お送りした整理券を会場受付でお渡しください。

4.整理券のお申し込みは、平成27年12月20日(土)から受け付けます。

申込数が定員に達し次第、申込受付を締め切り、その旨を財団ホームページに記載致します。

5.お申し込みから2週間が経っても整理券が届かない場合は、お手数ですが当財団までお問い合わせください。

◆申込先:〒615-8282 京都市西京区松尾大利町9-1

公益財団法人 青山財団 「第3回奨学生成果披露演奏会」係

◆お問い合わせ:(公財)青山財団 TEL:075-393-0011 MAIL:music@barocksaal.com

【平成27年度奨学生インタビュー④】同志社女子大学ピアノ専攻4年 林あゆみさん

【平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)】
「若き音楽家たちによる音の祭典――第3回青山財団奨学生 成果披露演奏会――」開催!

青山財団は、東京藝術大学、東京音楽大学、桐朋学園大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、同志社女子大学、大阪音楽大学、相愛大学、沖縄県立芸術大学の9校から選ばれた学生45名に対して、奨学金を授与しています。彼らは皆、大学で大変優秀な成績を収めている学生たちであり、将来を嘱望される音楽家の卵です。今年は、平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)の3日間にわたって、奨学生たちがバロックザール一堂に会し、一年間学んだ成果を披露します。これらの演奏会を記念して、今年も5回にわたり、奨学生のみなさんへインタビューを行います。
4回目は同志社女子大学の林あゆみさんです。

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――林さんは同志社女子大学でピアノを学ばれていますが、ピアノ専攻の学生としてどのような大学生活を送っていますか?

林さん(以下、敬称略):私は極度のあがり症なので、出来るだけ多く舞台に立つようにしています。本番で緊張に負けてしまい、まだまだ思うように演奏ができなかったりすることもありますが、大学一年生の頃に比べると、だいぶ成長したのではないかと思っています。

 

――舞台に立つと誰しもが緊張するものだと思います。その中で成長したと感じられるとのこと、大学生活における大きな収穫ですね。ところで、林さんはアンサンブルや伴奏もお好きだそうですが、どのようなところに魅力を感じますか?

:私は人と一緒に演奏することが好きで、ソロにはない世界観を作り出すことが出来ることに魅力を感じています。それから、色んな方々の意見を取り入れて一つの音楽を作り上げる面白さも、アンサンブルや伴奏が好きな理由の一つです。意見が合わなくてぶつかりあったりすることもありますが、それを乗り越えたからこそ得られた達成感や、アンサンブルの楽しさを改めて実感することが出来ています。

 

――なるほど、よく分かります。アンサンブルの醍醐味を一度知ると、やめられませんよね。それに、アンサンブルをしているとソロにも良い影響が出てくると思います。どの作曲家を重点的に勉強なさっていますか?

:シューマンです。シューマンのドイツ音楽らしい和声や旋律、感情表現の豊かさに惹かれています。またクララに対する愛情表現の多様さもとても魅力的です。今後はピアノ作品だけでなく、ドイツリートや文学についても勉強し、よりシューマンの音楽について理解を深めたいと思っています。

 

――シューマンを多角的に学ばれる林さん、将来の夢を教えて下さいますか?

:知的で説得力のある演奏家になりたいです。学ぶことは数え切れないほどありますので、日々勉強しなければ、と思っています。(林さんは3月13日にご出演)

【平成27年度奨学生インタビュー③】京都市立芸術大学ヴァイオリン専攻4年 江川菜緒(えがわ・なお)さん

【平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)】
「若き音楽家たちによる音の祭典――第3回青山財団奨学生 成果披露演奏会――」開催!

青山財団は、東京藝術大学、東京音楽大学、桐朋学園大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、同志社女子大学、大阪音楽大学、相愛大学、沖縄県立芸術大学の9校から選ばれた学生45名に対して、奨学金を授与しています。彼らは皆、大学で大変優秀な成績を収めている学生たちであり、将来を嘱望される音楽家の卵です。今年は、平成28年3月12日(土)・13日(日)・19日(土)の3日間にわたって、奨学生たちがバロックザール一堂に会し、一年間学んだ成果を披露します。これらの演奏会を記念して、今年も5回にわたり、奨学生のみなさんへインタビューを行います。
3回目は京都市立芸術大学4年の江川菜緒さんです。

 

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――江川さんはソロだけではなく室内楽やオーケストラ演奏もお好きとのこと。どんな共通点や違いがありますか?

江川さん(以下、敬称略):ソロは一人ぼっちで寂しいですが、室内楽は二人以上で音楽を作っていく過程にそれぞれ感じ方、表し方の違いがみられ、今まで学んできたことや培ってきたことを良い意味でぶつけ合うことができます。一人ではなかなか気付かない部分、考えつかないアイディアもたくさん出てきて刺激的です。音楽の基礎は弦楽四重奏と言われていますし、数十人規模のオーケストラでもパートごとのアンサンブルと考えることができるので、その点は室内楽と似ているかもしれません。

 

――充実した演奏活動を送っていらっしゃるのですね。

江川:はい!大学4回生になってはじめて、台湾、中国、フランス、ドイツ、フィンランドの同世代の人たちと室内楽やオーケストラで演奏する機会がありました。お互いに母国語でない英語を用いながらコミュニケーションを取ろうとするのは大変でしたが、彼らと音楽を共有できたのはとても楽しくて嬉しくて幸せでした。私の拙い英語を理解してくれようとし、飽きずに相手をしてくれた友人たちとは近況を報告し合って、そのうち3人とはいつか弦楽四重奏の演奏会を開こうと約束をしています。

 

――学生生活は二度と来ない、かけがえのない時間ですので大切に過ごして下さいね。江川さんは来春に卒業されますが、将来はどんな演奏家になりたいですか?

江川:まず、人として魅力的になりたい。かっこいいこと、ワクワクすることに積極的に取り組んで、いつまでも目標は高く、限界を作らず、自分に挑戦し続ける人でありたいです。私は精神的に弱い部分があるので、踏んばらないといけない時にはいつも松岡修造さんの動画や録画した番組をみて励ましてもらっています。音楽でもって、彼のように誰かに元気や勇気、希望を少しでも持ってもらえるような、そして誰かの心に寄り添うことができるような演奏家になりたいです。

 

――まさか松岡修造さんの名前が出てくるとは思いませんでした!それでは最後に、来年3月にバロックザールで開催される演奏会への意気込みを教えて下さい。

江川:あの憧れのバロックザールで演奏させていただけるのはとても嬉しい反面、プレッシャーもいくらか感じています。あまり気張りすぎず、音楽への情熱と自分らしさを持って演奏しますので楽しんでいただけると幸いです。(江川さんは3月12日にご出演)