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    特別インタビュー掲載(8/21公演:戸澤采紀 ヴァイオリンリサイタル2026)

    2026.05.24

    2023年度第33回青山音楽賞新人賞を受賞、現在ベルリン芸術大学で学びながらベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーでも研鑽を積む気鋭のヴァイオリニスト 戸澤采紀さんが約2年半ぶりにバロックザールに登場!
    ドイツと日本を行き来し精力的な音楽活動を続ける戸澤さんに、リサイタルに先
    駆けてお話を伺いました

     


    ©Kano Hayakawa

     

    戸澤采紀さん(ヴァイオリン)特別インタビュー


    – 青山音楽賞[新人賞]受賞後、数々のご活躍をお聞きしています。ドイツでの滞在で、ヴァイオリンへの向き合い方に変化はありましたか?

    2024年秋から在籍しているカラヤンアカデミーでは、想像以上の仕事の多さに忙殺されながらも、毎週気合いで必死に食らいついていました。そんな生活の中自分なりの練習リズムを見つけていく過程で、向き合い方と言えるのかどうか分かりませんが、新しい曲を譜読みするときに、楽器を触るより前に行うプロセスが多くなったと思います。「パート譜を眺める」、「スコアを勉強する」、「次の週に来られる指揮者について知っておく」、効率と言ってしまえばそれまでですが、少なくとも私にとってはこの過程があってこそ、常にフレッシュな状態で楽器を触れます。ただフィジカルに指を動かすのではなく、頭と指を繋ぐ作業として練習する習慣が身についたなと思います。

      
    マーラー: 交響曲第8番演奏の様子(2026年1月)

     

    – 今回のプログラムはドイツ・ロマン派の情熱と苦悩を凝縮したようなドラマティックな内容ですね。ウェーベルンとの組み合わせも興味深いです。ぜひ聴きどころを教えてください。

    数年前からもう一度勉強し直している“個人的ブラームスツィクルス”の最終回ということで、プログラム自体に思い入れがあります。ソナタ第1番はバロックザールで弾かせていただき、第2番は今回ご一緒させていただく素晴らしいピアニスト 北端祥人さんと昨年演奏した経緯があり、今回第3番とF.A.E.ソナタで完結します。また、前回バロックザールではブラームスをシェーンベルクとカップリングしたこともあり、今回は以前から興味を抱いていたウェーベルンと組ませていただきました。ぜひ難しい偏見を抱かずに、ブラームスの前のお耳直し(?)のような気分で聞いていただけたらと思います!


    カラヤン・アカデミーでのコンサートの様子(2026年3月)

     

    – 普段はどのように過ごされていますか? 趣味やリフレッシュ方法などありましたらお聞かせください。

    (留学先であった)リューベックから離れた今、大好きだった散歩も滅多にしなくなってしまいました。周りに自然がある生活が少し名残惜しくもあります。好きなことは、料理と美味しいワイン開拓、あとは寝ることです。最近、友人に感化されて編み物を始めました。棒針を2本使ってスカーフなど編んでいますが、集中すると時間が溶けるタイプの趣味ですので、長くやり過ぎてしまうと腕が痛くなるので、少しずつちまちまと編んでおります。あとは安定の(!)卓球、そして最近はバドミントンのグループチャットも開設されたので、そちらも楽しみです。


    – 影響を受けたヴァイオリニストは?

    まず言わずもがな私を育ててくださった全てのヴァイオリニストから影響を受けています。私のテクニックを確立してくださったジェラール・プーレ先生、87歳になられた今でもストイックに活動を続けられる姿にはいつも刺激を受けます。第二の母のような存在の玉井菜採先生には、コロナ渦中、なかなか留学に踏み出せずくすぶっていた私を鼓舞してくださり、大きな一歩を踏み出せました。そして何より、ダニエル・ゼペック先生には本当に良くしていただきました。楽器の先生としてだけでなく、人生のメンターとして、尊敬しています。あれだけの公演数を抱えながらいつも生徒ひとりひとりと向き合ってくれ、レッスンの最初の30分は毎回人生相談、結果最後には2時間押し、がデフォルトでした。エゴを全く感じさせない人柄は音楽への向き合い方にももちろん映し出されていて、どんなに忙しくとも努力を惜しまない姿から、沢山のことを学びました。


    卒業前のクラスパーティーにてダニエル先生と(2024年夏)

     

    – お客さまへメッセージをお願いします。

    この素晴らしいバロックザールさんで再び演奏させていただけること、心から嬉しく思います。本当に丁寧に音楽を作ってくださり、私の言葉に耳を傾けてくださる北端祥人さんとの室内楽、バロックザールのような「まるで静寂をも音楽の一部に感じさせてくれる空間」での演奏は、きっと素晴らしいものになると確信しております。夏真っ只中ではありますが、精一杯準備してまいります。是非皆さまと会場でお会いできること、音楽を共有できることを楽しみにしております。


    2026年8月21日(土)19:00開演 青山音楽記念館 バロックザール
    「2023年度青山音楽賞新人賞 音楽研修成果披露演奏会 戸澤采紀 ヴァイオリンリサイタル2026」
    公演情報・チケット購入情報はこちら

    新人賞受賞時「真摯に作品と対峙し確固たる自身の音楽世界を創出する。鋭い感性と構築力、艶やかな音色による圧巻の演奏」と賞された戸澤さんの研修成果披露演奏会。渾身のプログラムにどうぞご期待ください!

     

     

     

     

     

     


     

    戸澤采紀さんの恩師であり、ドイツ現代ヴァイオリンの名手 ダニエル・ゼペックが、2027年2月のバロックザール主催公演に登場します。音楽史上最も難解かつ最も美しいとされる傑作、ビーバーの「ロザリオのソナタ」を現代最高のスペシャリストたちがお贈りします。こちらもぜひお聴き逃しなく!

    2027年2月10日(水)19:00開演 京都府立府民ホール アルティ

    「ダニエル・ゼペック 〜ビーバー “ロザリオのソナタ” 〜」
    公演情報・チケット購入情報はこちら

    ※バロックザール改修工事のため会場を変更し開催いたします。

    バロックザール主催公演ラインナップ ダニエル・ゼペック 17世紀アンサンブル